建設共済保険とは?
建設業およびこれに関連して行う建設業以外の事業に従事する労働者が、業務上または通勤途上に災害を被り死亡、重度の身体障害を残した場合、または傷病の状態にある場合に国の労災保険の給付に上乗せして保険金を支払う制度です。
建設共済保険の加入方式
年間完成工事高契約
直前1年間の完成工事高(元請の甲型共同企業体工事高、海外工事高および消費税を除く)により保険料を算出し、元請工事、下請工事にかかわらず保険契約者が施工する建設工事現場(労災保険上の建設有期事業)に就労する労働者およびその下請人(下位の下請人を含む)の雇用する労働者および、保険契約者を補償する契約です。
関連事業契約
年間完成工事高契約の保険契約者を除く役員、契約者雇用の事務職員、建設業に関連して行う建設業以外の事業(労働保険上の林業および継続事業)で働く労働者を補償する契約です。
甲型共同企業体契約
年間完成工事高契約の保険契約者が甲型共同企業体の代表者または構成員となった場合に、そのいずれか1社が別途契約して工事現場で働く労働者を上記の年間完成工事高契約と同様に補償する契約です。
年間完成工事高契約の特長
- 建設業における自主的な共済保険で保険料が安い
- 元請・下請工事を問わず無記名補償
- 保険金の受取りは事業主で速やかな支払い
- 代表者(保険契約者)も補償、保険料は不要
- 経営事項審査において15点の加点
- 同一現場における重複支払い
- 同一事故で多数被災した場合および契約期間中の重複事故もそれぞれ補償